Salut 先日、大学生の娘を駅まで車で送迎して、
ロータリーで話をしていた。
その時、赤ちゃんを抱っこした見知らぬお母さんがやってきて、
「小児科のAクリニックはどこにありますか?ネットで調べてきたけど、
みつからなくて」
駅周辺は住宅地だ。Aクリニックの看板見たことあるなあ、
うーん、どこだっけな。
と思っている内に娘がささっとスマホで調べ、
「この先の踏切手前を右に曲がると突き当りに病院があります。」
と答えていた。
ああそうそう、今どきはスマホよね。対応早いよね。
親子はお礼を言って歩いていった。
いや、待てよ。
その踏切のある方から来たよな。
疲れ果てた表情だったし気になるなあ。
娘と別れてから、親子を車で追いかけ病院まで送ることにした。
車中ほんの1分くらいだったけど話をした。
”子どもが転倒して唇を切って心配”で受診するとのこと。
ちらっと鏡越しでみたけど、唇から出血もなく
子どもは落ち着いている様子だなと、内心思った。
「自分はどうなってもいいんです。子どもが大事なんです。」
と、ものすごい勢いで言うので、落ち着け落ち着け、な、泣くなよ。
「自分(あなた)も大事なんだよ。自分も大事にしてね」
と言って病院に着いたので別れた。
あー私もこんな時期あったなあ。令和の時代もまだそうなのかぁぁ。
マスコミや、身近な人から
「何をおいても子どもをとらなきゃね」
とか言われるんだよね。そりゃあ赤ちゃんは一人じゃ何もできないし、
大事なのは言われんでも十分わかってる。
過剰に圧や呪いをかけるんじゃないよ。
それで忙しすぎて自分の事を後回しにしがちなんだよね。
・・・後回しにしすぎて飲むべき薬を飲み忘れたりとかね。
今なんかアラームかけてなってるうちに必死になって薬のむわ。
(2度飲まないようにお薬アプリにチェックも必須…あっ、さっき飲んでるわ)
★★★
以前こんなことがあった。
子どもが小学生の時、家族旅行で飛行機に乗った時に、
機内安全ビデオでこんな注意事項が
放送されていた。
「酸素マスクが降りてきたら、まずは自分につけましょう。
お連れ様(子ども)があなたにかけられるとは限りません。」
これを見て納得したよ。子育てだってそうだ。
子どもも、あなたも大事。共に生き伸びるんだ。
落ち着けば理解できるはずだ。
まさしくこれを、あの時のお母さんに言いたい。
★★★
コロナ禍で子どもを預けるのが難しいと思うけど、
子育てセンターに話を聞いてもらったり、
夫と協力してお互いが
自分らしい大切な時間を少しでも持てますように。
Au revoir