Salut(サリュ)さんが通る

50代はwebを使ってチャレンジする!

【女のいない男たち】(作者:村上春樹)を読みました。

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Salut

 

◆女のいない男たちとは◆  

2014年に発行された

村上春樹の6編の短編小説集。

 

 ・ドライブ・マイ・カー

 ・イエスタデイ

 ・独立器官

 ・シェエラザード

 ・木野

 ・女のいない男たち

 

 

 

 

 

村上春樹作品は20代のころ

話題だった「ノルウェイの森」が

わからなすぎて

それ以来手にしていなかった。

 

 

今回映画「ドライブ・マイ・カー」をみて

原作が気になり、短編なら読めるかなと

思い手にした。

 

 

mutsuming2021.hatenablog.com

 

 

結果映画の内容は「ドライブ・マイ・カー」

1編だけではなく、

他の5編も含めた内容

だということがわかりました。

 

 

読みやすくて好みの文章でした。

 

生と性と死が絡み合っていて、

死がどことなく作品全体を覆っている。

謎は謎のまま。

不思議は不思議なまま。

 

 

例えば親しい相手が

自殺で亡くなったとする。

ショックではあるが

なぜ自殺したのか、

謎のまま話は終わってしまう。

 

 

若いころはそんな終わり方は嫌だ。

ちゃんと代弁、推測してほしいと

思う内容だ。

 

でも年を重ねた今は・・・

人の心は想像以上に複雑で底が深い。

簡単に代弁できるものではないと思う。

仮に代弁する人がいたら、その人の事を

なんて軽率な人だと思う。

 

 

本人も気が付いていない

深い闇をつついてくるから

(ジワリとえぐってくる。)

村上作品は面白く、

興味深いのかもしれないな。

 

 

ほかにも短編集があるようなので

もうちょっと短編集を読んでから

長編に挑戦してみようかな。

 

 

お読みいただきありがとうございました。

Au revoi(またね!)