Salut 結婚生活や、社会人生活が長くなると「まあこんなもんだろう」と過ごしていないだろうか?世間もきっと「まあこんなもんだろう」と。注意深く見ていれば小さな変化の連続だ。そして、人は見たいものしか見ていないのだ...。
★★★
70代のグレイス(ジェーン・フォンダ)とフランキー(リリー・トムリン)は犬猿の仲だ。それぞれの子どもは独立している。お互いの夫同士が会社の同僚で、ある日4人で会食をすることになった。そこで夫たちから宣言されたのは「お互い愛し合っている。結婚したいから離婚してほしい」というものだった。なんと夫はゲイだったのだ。
ええ、今更離婚?愛し合ってるっていつから??いままでの生活嘘だったの?
突然、茨の道に放り込まれたグレイスとフランキー。それぞれの家族共同名義で買ったビーチハウスへ避難します。(このビーチハウスがおしゃれ!)そりゃあ裏切り者の夫と顔合わせていられません。ビーチハウスに行ってしかたなく嫌いな人との共同生活が始まります。生活習慣も価値観も宗教も違います。一筋縄ではいきません。
元夫たちもよく登場するし、子どもや新しい恋人も登場して思いもよらないドタバタが待っています。
ちなみにこの物語はコメディです。
あの「フレンズ」のスタッフが制作しているといえば期待大でしょう。
この作品の魅力はなんと言ったらよいのか、、、。ルッキズムとかではなくて、
なんといっても日々の暮らしで人との関わり方に気づかされます。例えば(どのシーズン回だったか不明ですが)元夫の母が亡くなり、グレースと元夫が死装束を買いに行くんです。義母に似合うのはこれだとか、あれこれいいながら選ぶんです。そのとき元夫がはっとして「今までグレイスの服を選んでいる間、別の場所にいって一人にしてごめん。こういう時間が大事だったんだな。」と気づくんです。遅いよー!目を潤ませるグレース。私も泣きたいよ。
この間近所のユニクロに行ったら、彼が「俺に合うサイズはないのになあ」って言いながら彼女の買い物に付き合っていて「それが愛情」と思えて微笑ましかったです。
と、こういうのがあちこちにあって、目が離せないんです。
それから、彼女たちなんと起業します。いま話題のフェムテック商品。
回を(年を)重ねることにたくましく、元気になっていきます。
ここまで書いていて、私こういう風になりたいんだなって今気が付いた。ブログやっていて良かったな。図々しいかもしれないけど、こういう潜在意識をもっているんだな、
私も20年後、彼女たちのようになるには今から何を準備すればよいか必死で考えなくては。(あっという間に時が過ぎそうだから)
人生100年時代か。
Au revoir